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空のカラー

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島の裏側へ。
大好きな友人の結婚パーティーが行われた。
夕暮れ時、コースとラインを北へと向かって僕は一人、車を走らせた。
連なる入り江の海面が美しい。
刻々と変化する空のカラーを眺めながら、この土地で生まれ育った友人のことを思った。

結婚が決まり、マリッジリングの制作を依頼してくれた友人と一緒に考えたデザインはシダの模様がぐるりとリングを囲むように彫りこんだもので、アクセントに誕生石のアクアマリンが埋め込まれている。屋久島の森と水のイメージだ。

着けていただく相手がわかっていて、その人のために創る作品は同じ図面を使って作ったものでも“よりその人にフィットしたものに仕上がる”。なぜなら、角の取り方から磨き方など、細部にわたって相手のことを考えながら制作することができるからだ。

今回の指輪も、この美しい屋久島の自然の中で育った彼のライフスタイルにあったラインを生み出す努力をして創った。

誰かのために、誰かが喜んでもらえるように、誰かのことを考えながらする仕事には何事にも変えがたい充実感があることを僕はジュエリー制作の、特にマリッジリングの制作を通して知った。そして、この類の仕事には質の高い技術が必要とされることも知った。

このような制作を経て深まった技術や新しく生まれる発想は本当に僕にとっておおきな力になるのだろう。

少しづつ、すこしづつ、精度を高めていきたい。
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by kei-jewellery | 2011-07-29 23:07

花火

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安房の花火を観にいきました。

タイミングよく遊びに来ている甥っ子たちを楽しませようと思って行ったつもりだったが、僕自身が大興奮。

思えば、花火を見るなんてずいぶんと久しぶりのことだった。

十五年前のあの日、駅のコインロッカーの中に置き忘れたあの感情が、情熱と興奮が俺の中に帰ってきたんだ。(尾崎豊調デス)
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by kei-jewellery | 2011-07-25 17:11

真夏の日々

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台風が過ぎたあと、子供がやってきた。
親戚の子供が遊びに来ている。その暴れん坊っぷりは台風並みにモウレツだ。

折り紙を折らされたり、そして折り紙を折らされたり、、、、

たまに凄い場所に出会ったり。

なかなか刺激的な真夏の毎日です。

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by kei-jewellery | 2011-07-23 17:18

停電的苦悩

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非常に強力で大型の台風が明日の明け方、屋久島に最接近する。
屋久島では、台風のときや大雨のときは必ずといっていいほど停電が起こり、それは長ければ6時間ほど続くことになる。

停電が起こると全く仕事にならない。台風前後でいつ停電が起こるかわからないので、今朝から猛ダッシュで仕事を進める。さすがに台風で手を止めることは予定には入っていなかったからだ。
いつくるかいつくるかと思いながら集中しているうちに夜の八時になり、がんばりすぎた僕の電源のほうが先にプスンと切れてしまった。

今日は何とか持ちこたえたようだ。
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by kei-jewellery | 2011-07-18 20:33

バナナとミルク

ふとしたことで、家の前の空き地で実をつけた二本のバナナの木の画像と、とりたてのブラックベリーの実の画像を交換する。

そして、非常に強力で大型の台風が接近している。
わりに、今日も平和で穏やかな一日。
海の中から見る山には二重の虹がかかっていて、どこか別世界のような、とろけそうになるくらいメローな空気が流れていた。

そして、今日からフェリーが止まった。
おそらく、先3日くらいはフェリーが止まるのではと思い、あわてて牛乳を買いに行く。フェリーが止まると物資の供給が絶たれるのだ。
いつものことながら、大きく出遅れる。家から車で30分の距離にあるスーパーマーケットの牛乳コーナーはすっからかんになっていた。
牛乳がないと始まらないので、仕方なく帰り道にある商店を回って牛乳をかき集めた。
僕も妻も仕事中はいつもミルクをたっぷりと入れたカフェオレを飲み続けるのを大きな習慣のようなものにしていて、一日中カフェオレの入ったマグカップが二人の机の上にドンとセットされてある。これを飲めなくなってしまうと仕事にも支障が出てしまうくらいだ。僕たちはミルクコーヒーホリックなのである。

そして、バナナのことが気になる。
とてもいい感じに成長を続けている二つのバナナの実はこの非常に強い大型の台風をのりきれるのだろうか。とてもきになる。どうしたらいいんだろうか。添え木的なものとかやってみようかな。いやいや、それは過保護だろう。ここは自然の摂理に任せて、、、などなど、今日一日バナナの保護について考え続けていた。

この台風をうまく乗り切って、食べることが出来るようになれば、ぜひともバナナジュースいっときたいですね。

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by kei-jewellery | 2011-07-17 22:45

南の島にて

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僕の大好きな花の季節がやってきました。
生い茂る杉の木々や霧に覆われた深い森のイメージが強い屋久島ですが、プルメリアの花を見ると、ああここは南の島なんだなー、といつも実感することになります。
屋久島の深い森はいつも僕たちに集中を与えてくれて、南の暖かい風や海は穏やかな癒しを与えてくれるような気がします。
屋久島は世界の縮図なのでしょうか。全てはここに在る、そんなことを今日も水平線をオレンジ色に染める夕焼けを眺めながら感じることができました。

ちなみに、先日島を代表するバンドBIG STONEのライブを聴いたときも、そのあまりのはじけっぷりに、やっぱりここは南の島なんだなあと深く深く実感しました。
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by kei-jewellery | 2011-07-15 00:03

パンを大人買い

宮之浦へ。
大好きなパン屋さんLINNAに久しぶりに行くことができた。子供のこぶしくらいの大きさをした自家製天然酵母パンは絶品で、なかなか来ることが出来ないのでついつい大人買いをしてしまう。店内はとても洗練されていて気持ちがいい。やっぱりここは良いお店で、屋久島にあってくれて良かったと心から思う場所だ。

そしてHONUへ。
納品関係の仕事を済ませる。
仕事を終えた後、HONUの庭にある植物たちにうっとり。
久しぶりに訪れたこの庭には、初めて出会う花や一年ぶりに出会う花たちが咲いていた。
日暮れ前の時間、その花たちを取り巻く気持ちの良い空気を、まるで自分の手で掬い取ってしまえそうなくらい親密なムードがそこにあった。

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by kei-jewellery | 2011-07-14 00:09

草むらジャングル

7月8日、ある敷地の草払いをした。

その土地は僕の借りている家の前にある土地で、他人のものだ。この土地の草を払うという作業の代償に、そこで出来るバナナの実を頂くという約束を、昨年の夏にこの土地の持ち主と交した。

真夏のような日差しの中、登山用の長ズボンと編み上げのブーツ、長袖の綿のシャツに着替え、軍手をはめて約半年間放置されてジャングル化した草むらの中に入り込んだ。草払い機は午前中の早い時間に仲間のKやんに借りた赤いやつだ。

炎天下の中汗だくになりながら、右のほうから順番に刈っていく。真ん中にあるバナナの木を傷つけないように根気強く作業を進めていった。とても上品な酸味を持つ島バナナは夏の時期の宝物だ。島バナナを食べるために、俺は作業を惜しまない。35歳を過ぎた働き盛りの男なら、バナナの木の一本くらいは持っていたい。去年は合計で四本の木に実がなったので、この作業でその全てを頂けたのは本当にありがたかった。島バナナは高級品なのだ。

午前中、めいっぱい作業して草払いを終える。

7月9日、10日。種子島に渡る。
本当に暑い。種子島が特別暑いのだと思っていたけれど、帰ってきて妻に聞くと、屋久島もこの二日でぐんと暑くなったらしい。夏が始まったのだ。

7月11日
朝、目を覚まして窓越しに家の前の土地を眺める。
草が払われていて気持ちがいい。
ふと、バナナの木を見上げると、一本の木に赤い実がなっていた。

本当に、夏が始まったのだ。
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by kei-jewellery | 2011-07-11 23:03

バイブルの話

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今日も朝から作業。
つぼみのピアスを仕上げて、しだの指輪の制作に取り掛かる。

作業の間に一色まこと先生の“ピアノの森”を読み始めた。
もう何度目の読み返しだろう。僕はいつもこの物語に助けられる。ピアニストの物語だ。ここには大切なことがたくさん詰まっているような気がする。

五巻まで読んで、何度か感動してウルッとした後、気合を入れて作業に戻った。

夕方、散歩に出かけた。
海のほうから潮風に運ばれてきたハマユウの甘い香りが心地よかった。
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by kei-jewellery | 2011-07-07 21:51

買い物をする日 返却されるゴボウ

里帰りで屋久島に帰ってきているsf-akiくんと朝の六時に海の中で待ち合わせをした。
sf-akiくんはサンフランシスコで波乗りをしている。僕と同い年で大阪の隣町の出身だ。百貨店がある彼の町のほうが少しだけ都会である。

半年前、海の中でサヨナラを言った以来の再会。aki君はとてもよく陽に焼けていて、なかなか精悍な感じだった。
「屋久島、最高ですねー。昨日も海水浴いきましたよ!」屋久島から元気をいっぱいもらったakiくんから元気があふれ出て、そこらじゅうにこぼれ落ちているようだった。久しぶりの曇り空、あたりがグレー色に染まっている。風がなびき、海面が揺れている。揺れる海面に光が白く反射していて眩しい。そのこぼれ落ちた元気が僕の中にしみこんでくる。今日一日を得したような気分がして嬉しかった。

今日は買い物をする日。
宝飾用のヤスリやノコ刃を専門的に扱うお店(なんてマニアックなんだろう。東京にあります。)からスイス製の糸鋸の刃を6ダース、ドイツ製のロウ剤(溶接に使用するもの)を数種類、ドイツ製のドリルの芯を購入し、そして別の店でホワイトゴールドとイエローゴールドの地金の加工とガスバーナー用のガスを注文した。この地金は日本の正確な技術で精製されているものだ。このあたりの材料は全てインターネットを通じて購入することが出来る。
調子付いてきて、パソコンが壊れて以来使うことが出来なくなっていたフォントをADOBEより購入し、そのフォントを使って指輪用のジュエリーケースにプリントするロゴをデザインし、そのロゴを入れたケースを50個注文した。(このケースは大阪のお店。電話での対応で久しぶりの大阪商売言葉にいやされました。)

最後に東京の職人さんが作る宝飾用の刻印(指輪の裏とかにあるやつです。)の見積もりをとったところで、なんだかドキドキしてきた。一気に買い物をしすぎて頭がパンクしそうだ。買いすぎとちゃうの?

落ち着くためにドライブに。気がつくと尾ノ間まで車を走らせ、エーコープに到着していた。

とりあえず、ヨーグルッペを、ああ、妻のために中にカスタードクリームのはいったワッフルが5個入ったパックを買おう。やばい、ここでも買い物をしてしまっている。
結局ここでも普通に買い物をする。
買い物籠がいっぱいになってしまい、少し不安になってしまったので、なんとなくゴボウをひとパックそっと元の場所に戻しに帰った。

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by kei-jewellery | 2011-07-06 23:24


ケイ ナカムラ ジュエリーは屋久島発のジュエリーブランドです。作家・中村圭がジュエリーと写真と文章で、日々の美しさをお届けします。しずくギャラリーとホームページにて、作品を観て頂けます。


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