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部分と全体

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昨日仕上げた作品を今朝、無事に発送することができたので、気分転換をかねて以前から気になっていた植物たちの写真を撮っておこうと、カメラを持ってアトリエのまわりをぐるりと回った。

とても小さな草花を撮影するために、僕は地面にべったりと這ってシャッターを押し続けた。目の前には普段は直視することのないマクロの世界がひろがっていた。その世界は、サイズこそ相当小さいけれど、僕たちのサイズの世界と全く同じ構成をしていて一つの宇宙を構成していた。その中にある一つの花の中にも、また一つの世界がある。

僕は宇宙の一部分であって、同時に僕の中にもその宇宙と全く同じものが存在するということを体全体で強く感じた。ここにいて、そんな感覚になれることを素晴らしいことだと思い、自然と感謝の気持ちで一杯になった。
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by kei-jewellery | 2010-04-30 21:13

気分転換

今日は、外出の予定もなく、一日をアトリエのある中間ですごした。
朝、6時におきてすぐにビーチまで軽い散歩をした。もうすぐ五月だというのに、外は北西の冷たい風が強く吹いていて、とても寒い。海面の波はばらつき、荒れていた。

そして、家に帰ってカフェオレを作ってトーストを三枚焼いてから妻を起こし、一緒に朝食を食べてから僕は少しだけギターでアルペジオを弾いて指ならしをした。制作に入る前のウオーミングアップだ。

作業中、妻が仕事の打ち合わせをお客さんとアトリエ内でしていたのだが、ついついその内容に口を出してしまい、最終的にはどっぷりとその打ち合わせに参加して、「背景の色は、、、」とか「もっと高級感のあるイメージで」とか意見を交わしてしまっていて、気が付けばもう昼を回っていた。

打ち合わせも無事に終わり、急激にお腹がすいてきたので、僕たちは昨日作ったミートソースを温め直して、パスタをゆでて食べた。

それから僕は自分の仕事に戻った。大事な石留めの作業で、とても集中を必要とする作業だ。
作業も半ばまで来たところで急に調子が悪くなったので、仕事を中断してウエットスーツを着てから海まで行って1時間程海に入っていた。川の水が入り込んだ海水はまだまだ冷たく、強く吹き続ける北西の風は緩やかなうねりを運んでいた。ほどよい緊張と運動で僕の頭の中は真っ白になった。

海から上がって、体がかなり冷えていたので、熱いコーヒーを煎れてホットケーキを焼いて食べ、そしてまた作業に戻った。

気が付けば、頭もすっきりしていて体もかなり軽い感じがする。
完全にリセットされたわけだ!




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by kei-jewellery | 2010-04-29 22:27

森の入口

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by kei-jewellery | 2010-04-28 20:01

猫の休日

こんばんは。みなさん、お元気ですか?
今日は、少しばかりハードにやりすぎました。
今晩は早く寝て、明日の朝から森に行こうかと思っています。
リフレッシュも大事ですよね。
猫だってほら、お休みしてます。

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by kei-jewellery | 2010-04-27 21:19

短い2本の畝

朝、食事をしているとき、「お庭の植物たちが少し弱ってきているので、今日は庭の手入れをしましょう。各自1時間ずつ。」と突然、妻が言った。

今日は、朝から制作をみっちりやりたかったけれど、以前やったきり途中で放っていた“ハーブ畑”を作る作業をすることに。

庭先ではセンダンの木が白色の儚い花をつけてとても綺麗だった。ぼくは、最近ずっと聞き続けているジョアンジルベルトの“海の奇跡”のCDをセットして作業を始めた。

不要な切り株を根っこから抜いて、落ち葉を拾ってから雑草を丁寧に抜いた。それから隅の方に乱雑に積み重ねられ、使われなくなった瓦を一枚ずつ取り除き、じゃまにならない日の当たる場所に並べ直して、日光を遮っていたソテツの葉を数枚切りとった。

少し風が吹き始め、センダンの白い花がふわふわと散ってきた。

不要なものがおおかたなくなったので、次に僕は熊手をもって土を耕し、雑草を丁寧に抜き始めた。結構な時間がかかったけれど、何とかそれを終わらせ、最後に短い畝を2本作った。

その2本の畝に数カ所穴を開けて僕はバジルの種だけをまいた。バジルをたくさん育てて、バジルペーストをたっぷり入れたパスタを食べたい。そう、僕はジェノベーゼが食べたいのだ。

道具を洗って作業を終えた頃にはもう十二時をまわっていた。
「きちんと砂を落としてね」と妻に言われたので、僕は服を着替えて顔を洗ってから制作を始めた。


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by kei-jewellery | 2010-04-26 21:12

眠気

一日中眠い。いったい、どうしたのだろう。

制作が詰まっていることもあって、一日中アトリエに閉じ籠もっての作業だった。文字通り、一歩も外に出ることのない一日。

狭いアトリエの中、例の眠気はくるくると渦を巻いていて、時々僕にからみついてくる。
外で誰かが薪を割っている。コン コン コン コン コン コン コン

よく晴れた日曜日の午前中、僕は一人しんと静まりかえったアトリエの中にいる。
そのかたわらで、眠気はくるくると渦を巻いている。
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by kei-jewellery | 2010-04-25 21:16

嬉しい出会い

屋久島に移り住んでからちょうど一年になる日。
この時期にしては珍しく冬型の気圧配置で、空気は冷たいけれども、気持ち良く晴れ渡った朝だった。

気持ちの良い日。そして一周年。
作業を午前中で一段落させて、妻と共に尾之間まで車を走らせ、ノマドカフェでサーモンのベーグルとバターチキンカレーを食べて、庭の池の周りに生息する植物たちを眺めながら熱いコーヒーを飲んだ。

そして豆料理に関する専門書を少し読んでからお店を出て、近くの公園で湧き水を汲んでから友達のアクセサリーショップHONUまで足を伸ばした。

HONUではいつも季節の果物を売っていて、今日はビワを一袋売って頂く。サービスで頂いたビワのシロップ漬けを「なんだかサクランボの味がするね」などと、皆でワイワイやりながら食べて楽しい時間を過ごした。
たくさんの人達が出入りして、お店もとても忙しそうだった。連休に向けて皆テンション上がりめで生き生きしていて、そんな中にいてるとこちらも知らず知らずに声高になり、気持ちが良くなってきた。こういう正の連鎖みたいなものって凄く良いなと思った。心が広くなる気がする。

それから何故か、再びノマドカフェまで行き、先程気になっていた池の周りの植物たちを物色することに。ここで素晴らしい出会い。

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とても美しい。まるでジュエリーのようだ。
そして、ここでも皆で写真を撮ったりしてワイワイやり、皆の切れのあるポージングに「僕なんて全然およばない!」と感心しながらカフェを後にし、図書室に寄って本を数冊借りて、向かう太陽に眼を細めながら家に帰った。

夜はひじきと大豆の煮物、鶏肉とセロリをマヨネーズとマスタードで和えたものを作って食る。
先日届いた大好きなジョアン ジルベルトのCD“海の奇蹟”もかなり調子が良い。
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by kei-jewellery | 2010-04-24 22:02

とても長い一年

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みなさん、こんばんは!お元気ですか?
僕のいる屋久島では、ツツジの季節も終わりかけていて、それと入れ替わるように百合の花がちらほらと咲き始めてきました。選手交代です。
百合たちは、とても力強く、空に向かっています。
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可憐なイメージを持っていましたけれど、結構ワイルドなんですね。

今日は4月23日。屋久島に越してきて、明日でちょうど1年になろうとしています。昨年の今日は、引っ越し作業と引き渡し作業を出発の時刻ギリギリまでやっていて、結局残ったことを不動産屋さんにお願いして、ようやくフェリー乗り場についたのは出航の5分前だったのを鮮明に覚えています。
大阪を離れる頃は本当にいっぱいいっぱいで、辛いことがたくさんあって、毎日ふらふらになっていたように思います。
しかし、今になって思うのですが、大阪でいろいろと奔走していたことはいつの間にか自分の力になっていて、屋久島に来てからのスタートダッシュにかなり役に立ちました。
バネは縮めば縮む程、跳ね返りが強いものです。

生活も落ち着いて、毎日おいしいパンとコーヒーで朝を始めることができるようになった今、僕はよく自分に問いかけます。「一年前の自分よりハードにやってるかい?」と。

大丈夫。制作は今までにないくらいにハイスピードで進んでいる。バネは決してゆるめていない。

ブログを始めるようになって、こうして皆さんに語りかけるのと同時に、自分のそのときの気持ちをスケッチすることができるのは良いなあと思います。
ついでに、大阪にいる家族に今の状況を知らせることができるのも良い感じです。

明日から二年目、楽しんでいきたいです。
ありがとう。




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by kei-jewellery | 2010-04-23 22:04

きのこ売りとの再会

今日は、妻の仕事の打ち合わせが宮の浦であったので、それに付き添うことに。激しく降り続く雨の中、約1時間のドライブ。

妻の仕事中、僕は近くの“ふるさと市場”でセロリとほうれん草と長ネギとワケギを買った。そして、隣にあるスーパーマーケットまで行き、消しゴムとボールペンと修正液を選んでレジに並ぼうとしたとき、きのこ売りと再会した。
きのこ売りとはじめて出会ったのは先日の手作り市で、彼は原木から栽培した椎茸をとても大事そうに発砲スチロールの箱に入れて売り歩いていた。その時試しに買ってみて、家で天ぷらにして食べてみたらそれが絶品、驚きのうまさだった。連絡先を聞くのを忘れていて、かなり残念に思っていてところのこの再会は劇的で、僕のテンションは一気に上り詰めた。

「すみません、こんなところでなんなんですが、今日はありますでしょうか?」と思い切って僕は訪ねてみた。
きのこ売りが「車の中に、すこし小さめの物が残っています。ちょうど商売の帰りだったもので。」と大きな笑顔で答え、「買い物終わったらすぐ行きますので、車のところで待っていて下さい。」と続けた。

外で五分程時間をつぶしていると彼は現れ、僕は彼と一緒に彼の車まで歩いていった。外はまだ雨が降り続いていて、他の買い物客たちは小走りに車と店を往復していた。
そして、きのこの売買は彼の車のかたわらで無事、なにごとも起こることなく完了した。
あたりまえだが、自家栽培の椎茸の売り買いでなにも起こるはずはない。まったく。

その後、僕たちはきちんと名刺を交換して別れた。
雨はまだつよく降り続いていた。


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by kei-jewellery | 2010-04-22 21:56

繰り返す日常

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特別ではない、繰り返す普通の日常に幸せを感じる。
身近な生活の中でおこる、きらきらと光る瞬間を美しいと思う。全ての人々に訪れる、そのささやかな瞬間。

案外、近いところに在るものですね。
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by kei-jewellery | 2010-04-20 20:53


ケイ ナカムラ ジュエリーは屋久島発のジュエリーブランドです。作家・中村圭がジュエリーと写真と文章で、日々の美しさをお届けします。しずくギャラリーとホームページにて、作品を観て頂けます。


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